訪問理美容のマーケティング④認知の手法とは

高齢者や、病気やケガで外出が難しい人々にとって、家や施設に理美容師が訪れてくれることは大きな助けになります。しかし、今後競争が激しくなるであろう業界の中で、自分の店舗を多くの人々に認知してもらうためには、効果的なマーケティング手法が必要です。今回は、訪問理美容店の認知方法についていくつかのアプローチを紹介します。

目次

1. 地域密着型のマーケティング

訪問理美容店は、特定の地域に密着したサービスを提供することが多いため、地域の住民に向けたマーケティングが重要です。以下の方法で認知度を高めることができます。

  • チラシ・ポスティング
    地域の住宅街や施設、福祉関連の場所にチラシやポストカードを配布することで、サービスを直接紹介できます。高齢者が多い地域では、特に効果的です。
  • 地域の掲示板や公共施設での告知
    市役所の福祉課や掲示板、公民館などの公共施設にサービス情報を掲示するのも有効です。高齢者が多く集まる場所に掲示することで、よりターゲット層に届きやすくなります。
  • 地方紙広告、広報誌掲載
    市町村の広報誌や、フリーペーパーへ定期的に掲載する事で認知度が高まります。

2. インターネットとSNSを活用する

現代の集客方法では、インターネットとSNSの活用が欠かせません。訪問理美容店もこれらのツールを活用して認知度を高めることができます。

  • Google My Businessの活用
    Google My Businessに店舗情報を登録し、検索結果に自店舗が表示されるようにしましょう。Googleの「地図」機能やレビュー機能を使うことで、近隣住民が店舗を見つけやすくなります。
  • SNS(Facebook、Instagram、LINE)
    特に高齢者層がFacebookをよく使用する傾向があるため、地域に密着した情報発信を行いましょう。施術内容やお客様の声、サービスの特徴を紹介する投稿を定期的に行うことが効果的です。また、LINE公式アカウントを作成し、予約や問い合わせをスムーズに行えるようにするのも便利です。
  • ブログやWebサイト
    訪問理美容のメリットやよくある質問、料金体系などを詳細に記載したブログやWebサイトを運営することで、訪問を検討している方々に信頼感を与えることができます。また、SEO対策を施すことで、検索エンジンで上位に表示されやすくなります。

3. 口コミやレビューを促進する

訪問理美容店のようなサービス業では、口コミやレビューが非常に重要な役割を果たします。実際に利用したお客様からの推薦が、新規顧客を獲得するための大きな助けになります。

  • お客様にレビューをお願いする
    施術後に「口コミを書いていただけますか?」と直接お願いすることが有効です。Googleレビューや口コミサイトなど、レビューサイトに掲載してもらうことで、信頼性が高まります。
  • 口コミキャンペーンの実施
    紹介したお客様に特典を提供する紹介キャンペーンを実施することも、口コミを広める一つの方法です。例えば、紹介者と紹介された方両方に割引を提供するなどのインセンティブを設定することが効果的です。

4. 提携先やネットワークを活用する

訪問理美容のようなケアサービスは、病院や介護施設、福祉サービスなどと連携することが多いため、提携先とのネットワークを活用することが大切です。

  • 病院との提携
    病院と提携し、患者さんへのサービス紹介を行うことができます。医師や看護師からの推薦は、信頼性を高め、新規顧客を獲得する手助けになります。
  • 介護施設や福祉サービスとの連携
    高齢者向けの介護施設や福祉サービスと提携し、施設内で理美容を提供することで、サービスを必要とする顧客層に直接アプローチできます。

5. 体験・無料サービスの提供

新規顧客を引きつけるために、無料体験や割引キャンペーンを実施することも有効です。初めての利用者に対してサービスを実際に体験してもらうことで、信頼感を高め、リピーターになってもらいやすくなります。

  • 初回出張費無料サービス
    初回の出張費用を無料で提供することにより心理的にハードルを下げることができ、利用者にサービスの良さを実感してもらえます。
  • 定期的な割引キャンペーン
    例えば、「お盆前、お正月前の需要が高まる時期は20%オフ」などの定期的なキャンペーンを実施することで、新規顧客も集めることができます。

まとめ

訪問理美容店の認知方法は、地域密着型のマーケティング、インターネット活用、口コミ促進、提携先との連携など、多岐にわたります。自分の店舗やサービスの特徴をしっかりと伝え、ターゲットとなる顧客層に対してアプローチすることが大切です。上記の方法を組み合わせることで、効果的に認知度を高め、より多くの方々にサービスを届けることができるでしょう。

この記事を書いた人

2019年より顧客0から訪問理美容事業をスタート。

理美容業と並行してネットショップを10年以上運営しており、ECで学んだWEBマーケティングの知識と経験を訪問理美容に活かし、現在ではホームページ経由で月に5〜10件ほどのご新規様からのご依頼に結びついています。

ホームページは育てていくものです。良いデザインを作成して終わりにするのではなく、定期的に更新とアップデートして長期に渡り集客できる仕組み作りをサポートします。

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