訪問美容を始めるときに、まず決めるべきなのが「どの地域に訪問するか」です。
でも、訪問エリアを決めただけでは集客はできません。
大切なのは、その地域の中で、
「なぜ自分の訪問美容サービスが選ばれるのか」
を考えることです。
そのために必要なのが 商圏調査 です。
商圏調査とは、簡単に言うと、
自分が訪問する地域にどんな競合がいて、どんなサービスが求められているのかを調べることです。
この記事では、訪問美容を始める方に向けて、商圏調査のやり方と、競合に埋もれないための考え方をわかりやすく解説します。
商圏調査とは?
商圏調査とは、自分がサービスを提供する地域について調べることです。
訪問美容の場合は、
- どの地域に高齢者が多いのか
- すでに訪問美容をしている競合はいるのか
- 競合はどんな料金で営業しているのか
- どんなサービス内容を出しているのか
- どんな集客方法をしているのか
などを確認します。
つまり、商圏調査は「なんとなくこの地域で始める」のではなく、
勝てる場所・選ばれる理由を見つけるための準備です。
訪問美容は移動がある仕事なので、エリア選びと競合調査をせずに始めると、効率が悪くなったり、価格競争に巻き込まれたりしやすくなります。
なぜ訪問美容に商圏調査が必要なのか?
訪問美容は、地域密着型のサービスです。
お客様は基本的に、
- 自宅の近く
- 施設の近く
- 対応エリア内
- すぐ来てくれそうな事業者
を探しています。
そのため、どれだけ技術があっても、地域で見つけてもらえなければ問い合わせにはつながりません。
また、同じ地域に競合が多い場合、ただ「訪問美容やっています」と発信するだけでは選ばれにくくなります。
だからこそ、商圏調査をして、
- 競合はどこにいるのか
- 競合は何を強みにしているのか
- 自分はどこで差別化できるのか
- どの地域なら問い合わせが取りやすいのか
を整理することが大切です。
まずは競合をリストアップする

商圏調査で最初にやることは、競合を調べることです。
やり方は簡単です。
スマホやパソコンで、
「地域名 + 訪問美容」
と検索します。
例えば、
- 寝屋川市 訪問美容
- 守口市 訪問美容
- 門真市 訪問美容
- 大東市 訪問美容
- 東大阪市 訪問美容
- 八尾市 訪問美容
このように、自分が対応したい地域ごとに検索します。
「訪問美容」というキーワードで調べる理由は、多くの利用者や家族がその言葉で検索する可能性が高いからです。
検索結果に出てくる事業者が、あなたの競合になります。
Google検索とGoogleマップの両方を見る
競合調査では、Google検索だけでなく、Googleマップも確認しましょう。
訪問美容を探している人は、検索結果だけでなくGoogleマップ上の情報を見ることも多いです。
確認するポイントは、
- どの事業者が上位に出ているか
- 口コミは何件あるか
- 評価は高いか
- 写真は掲載されているか
- 電話番号や営業時間は分かりやすいか
- ホームページに誘導できているか
です。
特にGoogleビジネスプロフィールが整っている競合は、地域検索で強い可能性があります。
逆に、競合の情報が少ない地域は、しっかりプロフィールを作り込めば上位表示を狙えるチャンスがあります。
競合のサービス内容を調べる
次に、競合のホームページやGoogleビジネスプロフィールを見て、サービス内容を確認します。
見るべきポイントは、
- 在宅訪問に対応しているか
- 施設訪問に対応しているか
- カット以外のメニューがあるか
- シェービングに対応しているか
- 寝たきりの方に対応しているか
- 車椅子の方に対応しているか
- 男性・女性どちらに対応しているか
- 予約方法は電話かLINEか
などです。
ここを調べると、自分が勝てるポイントが見えてきます。
たとえば、競合が施設訪問ばかりなら、在宅訪問を強く打ち出す。
競合がカット中心なら、カラーやパーマ対応を強みにする。
競合が電話予約だけなら、メールやLINE予約の使いやすさを打ち出す。
このように、競合がやっていない部分にチャンスがあります。
競合の料金を調べる
料金調査も大切です。
ただし、ここで注意してほしいのは、競合より安くするために調べるのではないということです。
料金調査の目的は、
地域の価格感を知ること
です。
競合の料金を見ながら、
- カット料金はいくらか
- 出張費は別か
- 施設料金と在宅料金は違うか
- カラーやパーマの料金はあるか
- キャンセル料はあるか
- 交通費や駐車場代の記載はあるか
を確認しましょう。
相場を知ることは大切ですが、料金は相場だけで決める必要はありません。
訪問美容は、移動時間・準備・片付け・個別対応まで含めたサービスです。
自分のサービス内容に見合った料金設定をすることが大切です。
競合の強みと弱みを整理する
競合を調べたら、強みと弱みを書き出してみましょう。
競合の強みの例
- 口コミが多い
- Googleマップで上位表示されている
- ホームページが見やすい
- LINE予約ができる
- 料金が分かりやすい
- 施設訪問の実績が多い
- 写真が多く安心感がある
競合の弱みの例
- 対応エリアが分かりにくい
- 料金表が見にくい
- 写真が少ない
- 口コミが少ない
- ホームページが古い
- 在宅訪問の説明が少ない
- 寝たきり対応について書かれていない
競合の弱みは、自分が改善して打ち出せるチャンスです。
お客様は「どこが一番安いか」だけでなく、
「どこが一番安心できるか」も見ています。
自分の差別化ポイントを作る

商圏調査の目的は、競合を真似することではありません。
競合を調べたうえで、自分が選ばれる理由を作ることです。
例えば、
- 在宅訪問に強い
- 高齢者対応に慣れている
- 寝たきりカットに対応できる
- 施設訪問の流れが分かりやすい
- LINEで予約しやすい
- 女性スタッフが対応する
- カラーやシャンプーもできる
- 料金が明確で安心
このような強みをホームページやGoogleビジネスプロフィールで分かりやすく伝えます。
訪問美容では、サービス内容だけでなく「安心感」も大きな差別化になります。
WEB集客の状況も調べる
訪問美容の集客では、WEBの見え方も重要です。
競合がどんなWEB集客をしているかも確認しましょう。
見るポイントは、
- ホームページがあるか
- Googleビジネスプロフィールを使っているか
- Instagramを更新しているか
- YouTubeを使っているか
- 口コミサイトに掲載されているか
- ブログ記事を書いているか
WEB上で情報が少ない競合が多い地域なら、ホームページやGoogleビジネスプロフィールを整えるだけでも差をつけやすくなります。
逆に、競合がしっかりWEB運用している地域なら、より具体的な記事や実績紹介、口コミ対策が必要になります。
商圏調査で使えるチェックリスト
調べた内容は、表にまとめると分かりやすいです。
| 調査項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 競合名 | 地域内の訪問美容事業者 |
| 対応エリア | どの市区町村に対応しているか |
| サービス内容 | カット・カラー・シャンプー・施設訪問など |
| 料金 | カット料金・出張費・施設料金など |
| 予約方法 | 電話・LINE・フォームなど |
| 口コミ | 件数・評価・内容 |
| 写真 | 施術風景・スタッフ写真の有無 |
| ホームページ | 見やすさ・情報量 |
| 強み | 競合が打ち出している特徴 |
| 弱み | 情報不足・分かりにくい点 |
このように整理すると、自分の改善ポイントが見えてきます。
調査した内容を集客に活かす
商圏調査は、調べて終わりではありません。
調べた内容をもとに、
- ホームページの内容を見直す
- 料金表を分かりやすくする
- 対応エリアページを作る
- Googleビジネスプロフィールを整える
- 写真を増やす
- 口コミを集める
- ブログ記事を書く
など、実際の集客施策に落とし込むことが大切です。
例えば、競合が「寝たきり対応」について詳しく書いていないなら、
自分のホームページで「寝たきりの方の訪問カットについて」という記事を書く。
競合の料金表が分かりにくいなら、
自分の料金表はシンプルで見やすく作る。
こうした小さな改善が、問い合わせにつながります。
まとめ
訪問美容で集客するためには、商圏調査がとても重要です。
ただ訪問エリアを決めるだけではなく、
- どんな競合がいるのか
- どんな料金なのか
- どんなサービスを提供しているのか
- どんなWEB集客をしているのか
- 自分は何で差別化できるのか
を調べることで、選ばれる理由を作ることができます。
訪問美容は地域密着型の仕事です。
だからこそ、商圏を知ることが、集客の第一歩になります。
競合を調べ、強みと弱みを整理し、自分のサービスの価値を分かりやすく伝えていきましょう。

