訪問美容の価格設定は時間単価で考える

訪問美容師は時間単価を考えないといけません。なぜなら自分の限られた時間を最大限の利益にする為です。ここでは時間単価で料金設定する方法をお伝えします。

これから訪問理美容を始められる方や、今の料金設定に根拠がなく値上げするのに躊躇している方にお役に立てる記事になっていますので参考にしてみて下さい。

目次

理美容師の報酬は時間切り売り型

まずは、理美容師の時間単価を知りましょう。理美容師という職業は労働集約型ビジネスであり、自分の時間を切り売りしてお客様へ技術提供し、その対価として報酬を頂きます。

理美容師の時間単価は10分/1000円が基本

理美容師に限らず、一般的なサービス業の時間単価は10分/1000円程度が平均ではないでしょうか。

10分/1000円平均の例

  • 格安チェーン店は、カット10分/1000円
  • 旧来の美容室は、40分/4000円
  • カットカラー90分/9000円
  • カットパーマ120分/12000円
  • スーパー銭湯に入っているマッサージ店60分/6000円

出張費=移動時間+車両費

出張費の算出方法は、切り売りしている移動時間+車両費となります。

出張費は現場により変動するのですが、その日の予約状況により廻るルートは毎回変わりますので今日は10分で行けたとしても次回は30分かかる時もあります。

ですので、地域によって出張費を変えるのもおかしくなるので、エリア内は一律料金にする方がシンプルに料金設定できると思います。

出張費は、移動時間平均20分と考えると、20分/2000円となります。

車両費は、ガソリン代や、車両維持費(車検、消耗品、保険料など)として1000円くらいとなります。

例えば、家電の修理などをメーカーに依頼した場合、出張費5000円+工賃+部品代=合計金額というのがよくある料金設定ですので、訪問理美容の出張費3000円でも特別に高くはないと思います。

訪問理美容師が切り売りする時間は「出発〜現場を出るまで」

訪問理美容はその名の通り、訪問先へ出向いての技術サービスとなり、その報酬は出張費+施術費=総額となります。

施術の時間単価と出張費を合わせた料金設定してみましょう。

在宅様の場合

出発してからお客様宅を出るまでが、自分の時間を切り売りしているので以下の料金設定となります。

カット(出張費3000円 + 到着してから現場を出るまで30分/3000円 )合計6000円

カット顔剃り(出張費3000円 +到着してから現場を出るまで40分/4000円)合計7000円

カットカラー(出張費3000円 +到着してから現場を出るまで80分/8000円)合計11000円

カットパーマ(出張費3000円 +到着してから現場を出るまで90分/9000円)合計12000円

まとめ

訪問美容師は時間単価を考えないといけません。なぜなら自分の限られた時間を最大限の利益にする為です。

・理美容師の時間単価は10分/1000円が基本
・出張費=移動時間+車両費
・訪問理美容師が切り売りする時間は「出発〜現場を出るまで」
・在宅様の場合、カットの枠を1時間とした場合(出張費3000円 + 到着してから現場を出るまで30分/3000円 )合計6000円となります。

この記事を書いた人

2019年より顧客0から訪問理美容事業をスタート。

理美容業と並行してネットショップを10年以上運営しており、ECで学んだWEBマーケティングの知識と経験を訪問理美容に活かし、現在ではホームページ経由で月に5〜10件ほどのご新規様からのご依頼に結びついています。

ホームページは育てていくものです。良いデザインを作成して終わりにするのではなく、定期的に更新とアップデートして長期に渡り集客できる仕組み作りをサポートします。

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